11月30日(土)に、東京日本橋にある滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」で販売実習を行いました。4月から「高校版DMO観光ビジネスプロジェクト」を開始し、ここ滋賀での販売実習を一つのゴールとして目標を立てて活動しました。
ここ滋賀での活動内容について、①滋賀県の伝統工芸の発信(後継者不足問題への取組)、➁滋賀県産の商品のPR、③観光コンシェルジュ体験、④近隣のアンテナショップ見学、⑤滋賀県に対するアンケート調査を実施しました。
①の伝統工芸は愛知川にある「びんてまり」を取り上げました。華やかで技術が詰め込まれた素晴らしい物ですが、後継者不足に悩んでおられることがわかりました。実際にインタビューをさせていただき、作り手の想いや観光協会の取り組みを知ることができ、東京でPRすることに繋がりました。
➁の滋賀県産の商品について、近江八幡で生産されている「長命寺みそ」を取り上げました。「ここ滋賀」では近江八幡の“赤こんにゃく”が常時販売されており、更に売り上げを伸ばすために「味噌田楽にしたらどうだろう」ということから始まり、同じ近江八幡で化学肥料を一切使用していない大豆を使用した長命寺みそに目をつけました。
③の観光コンシェルジュ体験は、滋賀県への観光を予定している来館者に、観光ツアーなどをご提案する仕事です。実際に来館者へ滋賀県の観光ツアーをすすめたり、コンシェルジュの方に滋賀の魅力を教えていただきました。
④の近隣のアンテナショップ見学では、長崎県、山口県、山梨県のアンテナショップ見学を行いました。どの県も独自のPRをしており、商品陳列にも工夫がされていました。また、大学生が運営している「アナザー・ジャパン」も見学し、大学生の本気の販売実習の取り組みを学ぶことができました。
⑤の滋賀県に対するアンケート調査では、紙媒体とQRコードの2種類を準備し、来館者や信号待ちの人に滋賀県への観光イメージを調査しました。限られた時間でしたが、紙媒体では64名、QRコードでも回答いただき、およそ100名ほどのアンケート調査ができました。この結果は、びわこビジターズビューローさんを通じて地元企業へ還元し、地域活性化へ繋げていただきます。
地域の経済、文化、コミュニティの維持・発展のためには交流人口の増加は不可欠です。滋賀県の観光消費額を増加させ、地域経済を活性化するために大津商業高校が中心となり、高校版DMOを進めていきたいと思います。
当日の行程表です。
7:30 京都駅発 のぞみ206号(東京行)
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9:45 東京駅着
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10:00 ここ滋賀到着 開始式 販売準備
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10:30 販売実習開始
①商品販売 ②観光コンシェルジュ体験・アンケート調査 ③アンテナショップ見学
3つを約2時間ごとにローテーション
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16:00 販売実習終了 閉会式 後片付け
(徒歩) 東京駅観光
18:00 東京駅発 のぞみ247号(新大阪行)
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20:15 京都駅着 解散
開会式の様子
記念撮影
販売の様子1
販売の様子2
販売の様子3
観光コンシェルジュ体験
アンケート調査1
アンケート調査2
アンケート調査3
アンテナショップ見学
閉会式1
閉会式2