令和4年度 課題研究発表会
令和5年1月31日
2・3年生:体育館 1年生:HR教室(オンライン)
ソフトウェア活用講座
テーマ | 各種ソフトウェアを利用し、webや画像・動画処理の知識・技術を習得し、作品作りをおこなう。また、情報発信能力を高める。 |
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研究 概要 | パソコンのハードウェア・ソフトウェアについてより深く研究し、フリーウェアによる写真編集や動画作成による作品作りをおこない、個人とグループ別による発表によりコミュニケーション能力を高める。 |
生徒 感想 | ●コンピュータの部品や価格を調べることで、パソコンの仕組みはもちろん、自分に最適な市販パソコンを選ぶことができるようになった。また、写真編集や画像編集も楽しくでき、作品作りに興味を持って作業することができた。
●グループ別作品制作では、友達と一緒に一つの作品を作るために必要な役割分担や高度な知識を持つ人を中心とした指示が必要で、コミュニケーションが大切だと思った。 |
情報系国家資格取得講座
テーマ | 「IPA主催の資格試験 合格」「情報収集能力の育成」 |
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研究概要 | ●企業の当たり前になってきている「ITパスポート試験」を基本に、IPA主催の資格試験を受験し、合格を目指す。
●2年次までの情報処理能力や情報収集能力を活かして、自分自身で課題設定した内容について、仮説を立て、立証する力を養う。 |
生徒感想 | ●ITパスポート試験に合格したことが一番良かった。自分の日頃の成果を発揮できたことが今後の大学生活での自信にできる。
●ITパスポート試験に合格できなかったが、努力をすることが身についたと思う。この努力することを就職してからも継続したい。 |
ファイナンシャル・プランナー講座
テーマ | 国家資格であるFP技能士3級を学習するとともに、自己のライフプランニングをおこなう知識を身に付ける。 |
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研究
概要 |
・国民年金などの社会保障や、保険などの自分でできる備えについての知識を身に付ける。
・投資や金融、経済と金利の関係についての知識を身に付ける。 ・不動産やそれに係る税金、相続税や贈与税についての知識を身に付ける。 |
生徒
感想 |
●これからいろんなお金がかかるのだと知った。お金の大切さを改めて学んだ。
●年金の勉強をして、老後の備えを自分でもしないといけないことがよく分かった。 ●ケガや病気で働けなくなった時にいろんな保障があることが分かった。 ●不動産の内容は、家を建てるときに役に立つと思った。 ●テキストの内容だけじゃなくて、節約の仕方や先生の経験談も聞けてこれからの参考になった。 ●授業の初めに先生が話す経済の話がとても勉強になった ●ほとんどの内容が自分の将来に関わることだと思ったので、勉強できてよかった。 |
会計エキスパート講座
テーマ | 企業の業績評価分析 |
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研究 概要 | 高度な簿記・会計の検定試験の学習に取り組みながら、財務諸表の作成技術を身に付けていく税務の学習として所得税について学ぶ。また財務諸表の学習を進め、実際の企業の財務諸表を用いて業績評価分析を行い、その企業の特性を踏まえて、当該企業の財務状況を把握・分析する。 |
生徒 感想 | ●2年生の時の報告会を聞いて企業分析をしているのが面白そうなので選択した。企業分析の内容が予想以上に難しかったのでしんどいと感じるところもあった。後半、実際の企業を分析するためにグループで有価証券報告書などを調べて情報収集や表やグラフを作成していく中で大変であったが、比較して違いが見えたのが面白かった。さらに進路先で活かしていき、将来の仕事につながればと思った。 |
マイプロジェクト講座
テーマ | ・自ら主体的な問いをもち、課題を設定し、問題を解決する。その中で、表現・発信する能力を身に付けていく。
さらに自身の進路・キャリアにつなげていく。 ・さまざまな活動をとおして社会人基礎力を身につける。 |
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研究 概要 | SDGsの観点から自分が調べてみたいこと、興味あること、疑問に思っていることをテーマにする。そのテーマの課題解決に向けて、地域・企業等と協働で課題を解決していく。
①テーマの現状や課題を「知る」 ②課題解決に向けた取り組みを「考える」 ③主体的に取り組みを「実践する」 ④自分たちの活動を「評価する」 |
生徒 感想 | ●どんなテーマにするか決められず、困って活動しにくい時期もあったけど、テーマが決まってからは楽しいことばかりで時間が足りませんでした。マイプロをして自分の知らないこともたくさん知れて、たくさんの人と出会って、様々な人と関わることができた一年でした。
●いろいろなやりたいこと、新しい経験をさせていただき、どの授業よりも楽しい授業でした。 ●自分の思うままに課題を設定し、中学生じゃできないようなことをして、緊張もしたが商業生としての意地をみせることができた。この行動力や探究心を社会にでても活かしたい。 |
ビジネスインキュベーション講座 商品開発班
テーマ | ・地域企業と連携し、SDGs、地産地消の観点から商品開発・販売実習を行い、
地域活性化を目指す。 ・大津商業を知ってもらうためのノベルティ商品の作成 |
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研究 概要 | 地元企業であるnicopan02、パレット、お茶とお菓子 Plus、竹乃坊に商品開発依頼し販売、体験入学時中学生に配布するノベルティ商品の開発。 |
生徒 感想 | ●課題研究を通して、コミュニケーション能力や積極性や行動力がとても成長したと思います。パワポの作成はどうしたら他に人に伝わるのか常に考えて作成したことでスキルも向上しました。自分自身は人見知りな性格だったが1年を通しての班活動だったので班のみんなと楽しくコミュニケーションがとれた。
●前に出て発表するのが苦手だったが最後の発表の時には緊張せず発表できた。また、中学生に話しかけたり、この授業を通して成長を実感しました。 ●商品の開発で何度もお店の人と話し、商品を考えていくことはとても大変だったが、企画したものが実際商品になり、売れた時は本当にうれしかった。とても大変だったがやりがいのある取組だった。 |
ビジネスインキュベーション講座 どこでもおもいやりビジネス班
テーマ | (旅 行 班)高齢者の観光旅行の促進
(ウェルネス班)高齢者の健康促進+ビジネス |
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研究 概要 | 旅行班
旅行に行きたくても健康上の理由で断念している高齢者に外出する機会を提供するため、(株)どこでも介護と高島びれっじ1~8号館と連携し、企画を考え実践した。新型コロナウイルスの影響で食事や活動に制限される課題があったが、対策を細かく考え取り組んだため感染者もでることなく実施することができた。高齢者からは「来年も参加させてもらいます」「(生徒)優しくて本当に嬉しかった」と涙を流される方もおられ、観光旅行の促進に繋がったと考える。
ウェルネス班 日本では年間12.6回、つまり月1回以上の頻度で医療機関の受診している現状がある。OECD加盟国の中では2番目に多い受診回数とされている。 そこで注目されているのがウェルネスビジネスである。ウェルネスビジネスとは健康維持や病気予防といった視点でサービスを提供することであり、新型コロナウイルスによる医療現場のひっ迫が問題視されている現状、また少子高齢化が進み充実した医療制度がこれからも続くとは限らないので、重要性が増しています。 そこでウェルネスと旅行を掛け合わせたビジネスを企画し、実践した。歩き方や健康維持につながる体の使い方などを調べ、「歩き方講座」を開催し、体を動かしながら八幡掘りとラコリーナでツアーを行った。普段はあまり歩かないお客様もツアー中にいつも以上に元気よく歩いておられ、これからも体を動かしたいと話されていた。このツアーを通して、参加者の健康促進に対する意識が高まったと考える。 |
生徒 感想 | ●普段生活している中でわたしたちは不便と思っていなくても高齢者の方は不便と感じている部分、大変だなと感じていることがあります。それらを考慮して計画していきました。何よりも時間に余裕をもつことを意識しました。歩くスピードやトイレの回数などが違うのでどうしても時間がかかってしまうからです。計画していても実際どうなるか、何か起こるかもしれないということも想定しないといけないので大変でした。しかし、それらの細かい計画があったからこそ、高齢者の方々に楽しんでもらえたのではないかと思います。
●私は将来、サービス業に就きたいと考えています。だから人との関りから生まれるビジネスについて学びたいと思い、この思いやりビジネスを選択しました。そこでサービスを提供する側と、される側との関わり方を学びました。サービスとは何かこの授業が始まるまでは自分の言葉では説明ができませんでした。ですが、この活動を通して自分なりの言葉で表すならサービスとは「人から人に届ける形のない愛」だと思いました。思いやりツアーで言い換えると、ツアー参加者である高齢者の方が好みそうな場所や、体験を考えること。その日の体調や持病などを把握して思いやること。これは「モノ」ではないため直接目に見えるわけではないとおもいます。でもサービスを受けた側は心が温まる。これが愛だとおもいます。このように相手を思いやることの大切さを身近で感じることができてとても貴重な機会になりました。 |
ビジネスインキュベーション講座 イベントビジネス班
テーマ | ・地域、企業と協働し滋賀県SDGs未来都市計画にある『住み続けられるまちづくり』の実現に向け、コミュティイベントをプロデュースすることで地域づくりを中心になって進める人材を育成する。
・産業人材育成プロジェクト3校連携をとおして、生産から販売までのプロセスを学ぶ。 |
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研究 概要 | ・イベントの企画、運営について、主体的に取り組むことで企画力、コミュニケーション力、責任感、協調性を養う。
・イベントビジネスをとおして「社会人基礎力」(前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力)を身に付ける。 |
生徒 感想 | ●最初は自分たちで何ができるか不安だったがリーダーという立場でメンバーに支えてもらえながら、0からイベントを作ることができ素敵な経験ができ自信になりました。
●この1年マルシェというイベントに向けて計画や準備をしていく中で大変なことや上手く行かないことたくさんありましたがチーム全員で協力し合い最後までやりきることができてよかった。 ●地域の方とイベントをとおしてたくさん関わることができコミュニケーション力や創造力を深めることができた。 |